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労働基準法についての疑問

先日、労働基準監督署の調査がありました。
監察官いわく「法定労働時間は1日8時間、年間法定労働日数は260日とし、超えた分は残業として1.25%増で賃金を支払うこと」とのこと。
待ってください。年間法定労働日数の260日から有給20日を差引くと、実際の労働日数は240日となり、3日に1回は休みという事となります。皆さん、
3日に1日休んで、生活が出来るでしょうか?
3日に1日休んで、仕事が片付くでしょうか?
3日に1日休んで、国がもつでしょうか?

時給800円で働くパートタイマーさんが260日働くとして、
年収を計算してみると
800円×8時間(1日の法定労働時間)×260日(年間法定労働日数)=1,664,000円(税引前)
月収にすると
1,664,000円÷12ヶ月=138,666円(税引前)
という事になります。
138,666円(税引前)の給与では一人暮らしをするには不足と言えます。
法定労働日数以上に働らかせると、ペナルティが科せられるので細切れにしか雇えません。
たくさん働いてパート収入を増やしたくても、細切れにしか働けず、複数の職場を掛け持ちしなければならない現状を皆様はどう思われるでしょうか?
この現状は、会社の社会保険料逃れと相まって、労働基準法に問題があるのではないでしょうか?

公務員やそれに準ずる人は、3日に1日休んで残業費を得ています。
我々一般市民の税負担はどうなるのでしょうか?
私の師である、同志社大学社会政策教授 故 西村豁通先生は社会政策は飴と鞭の政策であると言われましたが、労働基準法は毒入の飴ではないでしょうか。
ゆとり教育と労働基準法は日本を潰す陰謀の両輪で、今その目的を達しようとしているのではないでしょうか。
労働基準法はあたかも労働者の権利の向上のように見せかけながら、一部の受益者を除き、国全体の労働者の首をじわじわ絞めつけ、今や国内産業は空洞化して、国は潰れかけているようにみえます。
今、一生懸命働く事が悪いような風潮が見受けられますが、たくさんの高齢者をかかえた日本は、一生懸命働き、安くて、良い物をつくらなければ滅びます。
控除、控除で税金を払わない人、社会保険料を払わずに社会保険を受け取れる人と相まって、一般市民の感覚とかけ離れた法定労働日数は改正が必要なのではないでしょうか。

それぞれの人の立場を越えて、今、がんばれ日本の標語の前にこの法定労働日数を考えて下さるようお願いします。日本を愛するならば。


(有)とようけ屋 代表 山本 久仁佳